■911 (PORSCHE 911) #html(※この記事はまだ編集の途中です。編集をご希望される方は専用フォームからIDとPASSWORDを取得してください(無料)) ''CONTENTS MENU'' #contents ●概略 ・[[356]]シリーズの後継車種として1963年のフランクフルトショーにおいて発表されたプロトタイプ、ポルシェ901から始まり現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しながら生産されているポルシェの主力車種。 ・当初は"901"の名前で市販される予定であったが、すでにフランスのプジョーが三桁の数字の間に"0"をはさむタイプナンバーを登録していたため"911"というタイプナンバー翌64年より市販された。 ●歴代のモデル ▲Type901 &edit(911,edit); ・日本では一般的に"Narrow(ナロー)"と呼ばれているモデルタイプ。 ・海外では"Early911"と呼ばれている。 ・価格は当時435万円と[[356]]に対して跳ね上がってしまったため、356SCの1.6Lフラット4エンジン(616/16 95hp)を搭載した「912」というモデルも存在した ・ほぼプロトタイプの901と同じ仕様で市販された。 ・RS(RennSport:[[レンシュポルト]])2.7は1973年に[[グループ4:モータースポーツ車両規定]]ホモロゲートモデルとして登場したスペシャルで、2700ccの排気量から210HPを搾り出し、最高速度は240Km/hに達した。 #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/911T.jpg,300x223,*911T,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:1964-1974 |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear | |911 |901/01 |1991 |130 |1964-1967 | |911S |901/02 |1991 |160 |1966-1968 | |911S |901/10 |1991 |170 |1968-1969 | |911S |911/02 |2195 |180 |1969-1971 | |911S |911/53 |2341 |190 |1971-1973 | |911L |901/06 |1991 |130 |1967-1968 | |911E |901/09 |1991 |140 |1968-1969 | |911E |911/01 |2195 |155 |1969-1971 | |911E |911/52 |2341 |165 |1971-1973 | |911T |901/03 |1991 |110 |1967-1969 | |911T |911/03 |2195 |125 |1969-1971 | |911T |911/57 |2341 |130 |1971-1973 | |RS2.7|911/83 |2687 |210 |1972-1973 | ・エピソード/トリビア  ・「サーキットの狼」で早瀬左近が「ナチス軍」総統時代に乗っていたのが'73 911カレラRS2.7。ちなみに次の愛車は930turbo ▲Type930 &edit(911,edit); ・北米の安全基準に合わせて、それまでのシンプルなタイプから衝撃吸収タイプのバンパー(通称5マイルバンパー)が装着された ・[[5マイルバンパー]]の装着に伴い、前後がフェイスリフトされ、リアにはPORSCHEのロゴが入ったリフレクターが装着された。 ・5マイルバンパーを装着したその姿から、この930型は通称「ビッグバンパー」と呼ばれている ・グレード構成はスタンダードの「911」、上級モデルが「911S」、ハイパフォーマンスモデルが「[[カレラ]]」となり、3グレード構成となった ・排ガス規制をクリアするために全てのエンジンが2.7Lとなったが、カレラ以外のモデルは燃料供給システムがボッシュ[[Kジェトロニック]]となった ・1975年に追加された「930turbo」はポルシェ初のターボエンジン搭載の市販モデルで、最高速度は250Km/hと発表された #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/930.jpg,300x223,*930turbo,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:1974-1989 |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear| |911 |911/92 |2687 |150 |1974-1975| |911 |911/43 |2687 |165 |1975-1978| |911S |911/93 |2687 |175 |1974-1975| |carrera2.7|911/83 |2687|210 |1974-1975| |carrera3.0|930/02 |2994|200 |1975-1977| |930turbo|930/50 |2994 |260 |1975-1977| |911SC|930/17 |2994 |180 |1978-1983| |911turbo|930/62 |3281 |265 |1978-1989| |911carrera|930/64|3164 |215 |1984-1989| ・エピソード/トリビア  ・911といえば964とか997とかモデルタイプで呼ばれることが多いが、正式な車名は「930turbo」を除き、すべて「911」 ▲Type964 &edit(911,edit); ・北米市場で人気を博していたtype930に対する市場ニーズは高まる一方であったが、それに応えるためにはメカニカルコンポーネンツのアップデートが必須であった。と同時にあの「911」のスタイルを変えることもできなかった。 ・type964は一見するとtype930に対して前後のフェイスリフトをしただけのように見えるが、年々増大するパワーをこのボディで受け止めるためにはもはや必須と言われた4WD化のために実に80%にも及ぶパーツをリニューアルしている ・エンジンはNAのカレラ4、カレラ2が3.6L、91年に復活したターボは当初3.3Lで93年に3.6Lへと切り替わっている #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/964.jpg,300x223,*964 Carrera RS,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:1989-1993 |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear| |Carrera4|930/64|3600|250|1989-1993| |Carrera2|930/64|3600|250|1989-1993| |CarreraRS|M64/03|3600|260|1992| |911turbo|E-964T|3299|320|1991-1992| |911turbo|M64/50|3600|360|1993| ・エピソード/トリビア   (編集中です) ▲Type993 &edit(911,edit); ・1989年のフランクフルトショーで発表されたデザインスタディモデル「パナメリカーナ」の反響が予想以上に大きかったため、これをデザインのルーツとしていると言われている ・リアサスペンションが[[セミトレーリングアーム:セミトレーリングアーム・サスペンション]]から[[マルチリンク:マルチリンク・サスペンション]]に変更されたことにより、コントロール性と乗り心地の向上がはかられた ・これまで911を象徴する言ってもよかった「強制空冷エンジン」を積んだ最後のモデル ・ターボにも4WDが採用されたため、最初の4WD+ターボのモデルとなった ・96年に[[バリオラムシステム]]が導入され、同じ3.6Lながら272psから285psへと出力が向上した #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/993.jpg,300x223,*993 turbo,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:1993-1997 |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear| |Carrera|M64/05|3600|272|1993-1995| |Carrera|M64/21|3600|285|1996-1997| |Carrera4|M64/05s(*)|3746|285|1995| |Carrera4|M64/21s(*)|3746|300|1996-1997| |CarreraRS|M64/20|3746|300|1995-1996| |911turbo|M64/60|3600|408|1995-1997| &small((*)本国のカレラ4はカレラと同じ3.6Lなのに対し日本仕様だけがなぜかRSと同じ3.8だった(補1)); ・エピソード/トリビア (補1)これには諸説があり、アナウンスとしては「2WDカレラとの差別化のため」とされたが、その一方で +当時の輸入総代理店ミツワ自動車が993カレラ4のリリースノートに「3.8L」と間違って記載してしまったため +純正オプションの3.8Lキットを組付けて販売していた などという説もあった。いずれにしてもエンジンタイプの最後に「s」の付いた特別なエンジンであったことは間違いない ▲Type996 &edit(911,edit); ・type964が発売中の91年、世界的に景気が後退(日本ではバブルが崩壊)していた経済状況で、1000万クラスの911に頼るしかなかったポルシェは「次の手」を打たなければならなかった。すなわちエントリーモデルの投入である。しかし単独でエントリーモデルを開発したのではコストが嵩む、そこで911とプラットフォームを大幅に共有する「兄弟車」(伯父と甥ぐらいの関係かもしれないが…)を作ることを考えた。次期911「993」の開発は既に始まっていたので、次々期モデルでこれを開発することにした。それがtype996である ・ここで言う兄弟車とは986型ボクスターのことである ・type996の大きなトピックは何と言ってもエンジンが水冷化されたこと。それと同時にヘッドがそれまでのシングルカム2バルヴからダブルカム4バルヴへと変更されたこと。そして多少の差はあるにせよ、神話のように356Bの時代から守られてきたホイールベースが一気に80㎜も延長されたことだろう ・エンジンはM64系に別れをつげ、ブランニューのM96系3.4Lとなった ・2000年に発売された3.6L 水冷DOHC 4バルヴ ツインターボユニットを搭載した911turboは420HPをマークし、最高速はとうとう305Km/hとアナウンスされた #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/996.jpg,300x223,*996,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:1997-2004 |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear| |Carrera|M96/01|3387|300|1997-2001| |Carrera|M96/03|3596|320|2001-2004| |Carrera4|M96/02|3387|300|1999-2001| |Carrera4|M96/03|3596|320|2001-2004| |911turbo|M96/70|3600|420|2000-2004| |GT2|M96/70s|3600|462|2001-2004| |GT3|M96/76|3600|360|1999-2003| |GT3|M96/79|3600|381|2003-2004| ・エピソード/トリビア  ・発表当初は水冷エンジンに変わった最初のモデルということと、そのスタイリングから古くからの911フリークに不当に低い評価をされた996だったが、ボクスターとの2段構成による巧みなブランディングによって過去最高の年間生産台数をマークしたのである ▲Type997 &edit(911,edit); ・水冷エンジンを得た911は基本コンセプトはキープしながらも急激にモダナイズされていく。type997は大成功をおさめたtype996のいわば「ビッグマイナーチェンジ」モデルと言えるが、その中身は基本設計のアウトラインこそ踏襲しているものの、ほぼ全てのコンポーネンツをリニューアルするという力の入れようであった ・結果、シャシーの剛性感が大幅に高められ、PASMと呼ばれる電子制御サスペンションを得て操縦性が大幅に向上した #ref(http://cbr-watahiki.com/images/about/997.jpg,300x223,*997,@http://cbr-watahiki.com/911.html) ・モデル生産時期:2004-現行モデル |Grade|Eng.type|Capacity|Power|Modelyear| |Carrera|M96/05|3596|325|2004-2008| |Carrera|MA102|3613|345|2008-| |CarreraS|M97/01|3824|355|2004-2008| |CarreraS|MA101|3799|385|2008-| |Carrera4|M96/05|3596|325|2005-2008| |Carrera4|MA101|3799|385|2008-| |911turbo|M97/70|3600|480|2006-2009| |911turbo| |3799|500|2009-| |GT2|M97/70s|3600|530|2007-2009| |GT3|M97/76|3600|415|2006-2009| |GT3| |3797|435|2009-| &small(現行モデルについてはポルシェAGの公式ホームページでご確認ください); ・エピソード/トリビア   (編集中です)