CB&R WATAHIKI About 356
click to jump... |
GMUND, Pre-A
|
356A
|
356B
|
356C
|
Introduction
戦後、フランスの幽閉から解かれた父フェルディナンドに子フェリーは設計図を差し出した…。
しばらくその図面に見入っていた尊敬する父はこう言った。
「私でもこう設計しただろうよ」
ポルシェの原点とも言うべき
356
が誕生した瞬間だった…。
ポルシェといえば
911
が代名詞みたいなものですが、
911
を語る上で無くてはならない存在が
356
です。
よく見れば
911
の原型であるのが分かる、ポルシェの始まりでもある車、それが
356
です。
日頃から
356
に対する憧れは持っていましたが、ついに
356
に触れる機会が訪れました。
私の知る範囲ですが、少し
356
について説明したいと思います。
GMUND
to Pre-A
(1948-1955)
1948
年
2
月にオーストリアの
グミュント
(GMUND)
で
オープン
2
シーターミッドシップレイアウトの第一号車
356-001
が誕生し、同年
7
月にはリアエンジンクーペボディーの第二号車
356/2-001
が完成した。一号車が溶接鋼管スペースフレームミッドシップに対し、二号車は鋼板フレームリアエンジンで二号車が
356
の祖先であるといえ、一号車は
550
スパイダーの祖先といえる。
1950
年生産拠点をドイツのシュトゥットガルトに移し、それまでのアルミ製ボディーからスチール製ボディーに変わり量産される事になる。初期の
356
は
1948
年から
1955
年まで、
7
年間に亘って改良を続けながら生産され次世代の
356A
に移行された。
356A
(1955-1959)
356A
は
1955
年
10
月から生産が始まった。
それまで
1000cc
、
1100cc
、
1300cc
、
1500cc
だったエンジンは
1300cc
と
1600cc
になり
1300cc
が
44HP
、
1300S
が
60HP
、
1600
の
60HP
と
1600S
の
75HP
の
4
種類、その他に
カレラ
モデル
1500GS-DX
の
100HP
と
1500GS-GT
の
110HP
の計
6
種類が存在した。
356A
は
1955
年から
1959
年まで生産され
356B
に移行する。
356B
(1959-1963)
1959
年
9
月に開かれたフランクフルト・ショーで外観が大きく変わった第三世代の
356B
が登場した。
356B
は前後のバンパーが
100mm
程度上がり、ヘッドライトも上部に移動した。
エンジンは
1600
と
1600S
に加えて
90HP
を発生する
1600S90
が仲間入りした。
このスーパー
90
は
カレラ
モデルとの間隔を埋めるもので、通常の人々にとって事実上のトップモデルだった。
1962
年にはカレラ
2-2000GS-DX
、
130HP
が登場し
1963
年にはカレラ
2-2000GS-GT
、
155HP
がラインナップに加わった。
356B
は
1963
年
6
月まで生産され
356C
に移行していく。
356C
(1963-1966)
1963
年
7
月、最終モデルである
356C
が生産を開始した。
外観はほとんど変わり無いが、それまでのドラムブレーキがディスクブレーキに、ホイールも
5穴
P.C.D
130mm
になり、エンジンは
1600C
の
75HP
と
1600SC
の
95HP
の
2
種類になった。
1966
年特注で
10
台生産されたのを最後に
356C
の生産、つまりは
356
シリーズの完全なるスポーツカーとしての完成を成し遂げ、生産は中止された。
ちなみに最後の
356C
はカブリオレモデル(オランダの警察用車両)であり
356
シリーズ総生産台数は
79,070
台となった。
|
Top Page
|
Access Map
|
Site Map
|
Contact Us
|
About Us
|
Site Policy
|
Copyright© 2010 CB&R Watahiki All Rights Reserved.