CB&R WATAHIKI About 914
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914
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Introduction
356
の後継モデルとして
911
は非常に高い人気を博していたが、
356
時代から比べると価格が格段に上がってしまった。その対策として
356SC
の
1.6L
フラット
4
を積んだ
912
というモデルも用意されたが、
911
との価格差は思ったよりも生まれなかった。
一方、
VW
は
カルマンギア
に代わるスペシャルティモデルを熱望していた。そこで
VW
と協力して設計とボディ生産はポルシェが、エンジンの供給は
VW
が行う形で
1969
年のフランクフルトショーにおいて
914
はデビューしたのである。
914
というと、半分
VW
みたいな印象がありますが、実際には
VW
のコンポーネンツを使って安価なモデルを作りたかったポルシェとスペシャルティモデルが欲しかった
VW
の思惑が一致し、ポルシェが作って、ポルシェと
VW
の共同販売会社(
VW-
ポルシェ販売会社)で販売した純然たるポルシェのエントリーモデルと言えます。
914
(1970-1976)
1969
年のフランクフルトショーでヴェールを脱いだ
914
はポルシェの市販車初の
2
シーター・ミドシップレイアウトの車であり、高い操縦性を有しながらも比較的長いホイールベースを活かしてラゲッジスペースも十分に確保した意欲的なモデルである。
バリエーション、エンジンタイプはスタンダードの
914/1.7
が
VW
製フラット
4 1.7L(80HP)
を、ハイパフォーマンスバージョンの
914/6
がポ
911T
用ポルシェ製フラット
6 2.0L(110HP)
をそれぞれ前後逆に搭載していた。
914/6
は申し分の無いパフォーマンスを発揮したが、
1.7L
エンジン搭載車も
900Kg
しかない車重とあいまって最高速度は
175Km/h
とあなどれないポテンシャルを持っていた。
914/6
はハイパフォーマンスではあったが、価格がスタンダードの
1.7
の
1.5
倍近くしたこともあり、より高いコストパフォーマンスを目指すために
914/6
は
73
年で廃止され、代わりに
2.0L
の
VW
フラット
4(100HP)
を積む
914/2.0
へとスイッチする。合わせて
1.7
は
1.8
へとスープアップされたが、このモデルは日本には入っていない。
914
シリーズは優れた運動性能・パッケージング・価格を備えていたが、メインマーケットの北米で思ったほどの成果を上げられず(そのスタイリングと
2
シーターだったからという説もありますが)
76
年で生産が打ち切られ、
924
にその役目を譲ったのであった。
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